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八万四千の法門

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

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復次二萬一千婬欲人根。為是根故。佛說八萬四千治法根。隨是諸根。樂說治法次第。菩薩樂說二萬一千瞋恚人根。為是根故。佛說八萬四千治法根。隨是諸根。樂說治法次第。

また次ぎに、二万一千の婬欲人の根は、この根の為の故に、仏は八万四千の治法の根を説きたまえば、この諸の根に随いて、楽って治法の次第を説くなり。菩薩、楽って二万一千の瞋恚人の根を説くとは、この根の為の故に、仏は八万四千の治法の根を説きたまえば、この諸の根に随いて、楽って治法の次第を説くなり。

菩薩樂說二萬一千愚癡人根。為是根故。佛說八萬四千治法根。隨是諸根。樂說治法次第。菩薩樂說二萬一千等分人根。為是根故。佛說八萬四千治法根。隨是諸根。樂說治法次第。菩薩樂說是名樂說無礙智。

菩薩、楽って二万一千の愚癡人の根を説くとは、この根の為の故に、仏は八万四千の治法の根を説きたまえば、この諸の根に随いて、楽って治法の次第を説くなり。菩薩、楽って二万一千の(三毒)等分人の根を説くとは、この根の為の故に、仏は八万四千の治法の根を説きたまえば、この諸の根に随うて、楽って治法の次第を説くなり。菩薩の楽いて説く、これを楽説無礙智と名づく。