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菩薩

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

2014年1月19日 (日) 13:58時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版

ぼさつ

  梵語ボーディサットヴァ(bodhisattva)の音写。菩提薩埵(ぼだいさった)ともいい、覚有情(かくうじょう)道衆生(どうしゅじょう)道心衆生(どうしんしゅじょう)などと漢訳する。 さとりを求める者。

大乗仏教では自ら菩提を求め(上求菩提(じょうぐぼだい))、一切衆生(しゅじょう)利益(りやく)しよう(下化衆生(げけしゅじょう))とする者のことをいい、利他的意義を強調するようになった。菩薩が仏果(仏のさとり)に至るまでの階梯については、一般に『瓔珞経(ようらくきょう)』の五十二位説が用いられる。

十信(じっしん)十住(じゅうじゅう)十行(じゅうぎょう)十回向(じゅうえこう)十地(じゅうじ)等覚(とうがく)妙覚(みょうがく)の五十二段階である。

十信位を外凡(げぼん)、十住・十行・十回向を内凡(ないぼん)三賢(さんげん)、十地を十聖(じっしょう)といい、また十住を習種性(しゅうしゅしょう)、十行を性種性(しょうしゅしょう)、十回向を道種性(どうしゅしょう)、十地を聖種性(しょうしゅしょう)、等覚を等覚性、妙覚を妙覚性の六種性とする。→補註16

菩薩

 ここでは浄土の菩薩のこと。 (浄土論 P.37)

 往生浄土を願う行者のこと。 以下に出る菩薩の語はいずれもこの意。 (浄土論 P.39)

 底本 (青蓮院本) には 「菩提」 とある。 (要集 P.962)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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菩薩は

  • 第一阿僧祗劫(十住・十行・十回向)
  • 第二阿僧祗劫(初地~七地)
  • 第三阿僧祗劫(八地~十地)を経過する発心と修行とさとりを要するという。