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聞此法歓喜信心無疑者 速成無上道与諸如来等

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

2017年5月3日 (水) 12:53時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版

もんしほうかんぎ しんじんむぎしゃ そくじょうむじょうどう よしょにょらいとう

 「この法を聞きて信心を歓喜して、疑なきものはすみやかに無上道を成らん。もろもろの如来と等し」(信巻訓) (消息 P.777)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

菩提心を説く華厳経』「入法界品」(晋訳)にある文。『教行証文類』(信巻 P.237)で引文されておられる。

通常は、

聞此法歡喜 信心無疑者
この法を聞きて歓喜し、心に信じて疑なければ、
速成無上道 與諸如來等
すみやかに無上道を成じ、もろもろの如来と等しからん。

と読むのだが、御開山は、

聞此法歡喜 信心無疑者
この法を聞きて信心を歓喜して、疑なき者は
速成無上道 與諸如來等
すみやかに無上道を成らん。もろもろの如来と等し。

と読まれ、如来の回向された信心を歓喜する「信心歓喜」の意に転じられた。 なお、聞此法とは阿弥陀如来因位の法蔵菩薩の菩提心(本願)であり、これが私に於いては回向された願作仏心であり、還相の度衆生心を内に含んでいるのである。