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別選

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

2017年11月7日 (火) 15:45時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成:「べっせん  『観経』において、釈尊の現わした諸仏の国土の中から、韋提希が別して阿弥陀仏の浄土への往生を選んだことを...」)

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べっせん

 『観経』において、釈尊の現わした諸仏の国土の中から、韋提希が別して阿弥陀仏の浄土への往生を選んだことをいう。別選所求という。『観経』に、

われいま極楽世界の阿弥陀仏の所に生ぜんことを楽ふ。やや、願はくは世尊、われに思惟を教へたまへ、われに正受を教へたまへ」(観経 P.91)

と説かれるのを、善導大師は「序分義」には、

「〈我今楽生弥陀〉より以下は、まさしく夫人(韋提希)別して所求を選ぶことを明かす(従我今楽生弥陀 已下正明夫人 別選所求)」

と「別選所求」と述べている。