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念仏成仏

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

2017年11月23日 (木) 21:23時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版

ねんぶつ-じょうぶつ

 阿弥陀仏は、第十八願に念仏する者を浄土へ生まれさせるとされているから、本願を信じて念仏を称えることを念仏往生という。「行巻」では諸師の引文を決釈して、

あきらかに知んぬ、これ凡聖自力の行にあらず。ゆゑに不回向の行と名づくるなり。大小の聖人・重軽の悪人、みな同じく斉しく選択の大宝海に帰して念仏成仏すべし。 (行巻 P.186)

と結論されている。また「浄土和讃」で、

念仏成仏これ真宗
 万行諸善これ仮門
 権実真仮をわかずして
 自然の浄土をえぞしらぬ (浄土 P.569)

と浄土真宗は念仏して成仏する法義であるとされておられる。