所有の…愛楽して
出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』
しょうの…あいぎょうして
通常は「愛楽し、所有の善根回向して」と読む。親鸞聖人は如来回向の義をあらわすために、このように読みかえられた。 (信巻 P.242)
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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『如来会』の原文:
他方仏国所有衆生。聞 無量寿如来名号。乃至能発一念浄信歓喜愛楽。所有善根廻向。願生無量寿国者。随願皆生得不退転。乃至無上正等菩提。除五無間誹毀正法及謗聖者。
- 他方の仏国の所有衆生、無量寿如来の名号を聞きて、乃至、能く一念の浄信を発して歓喜愛楽し、所有の善根を廻向して、無量寿国に生ぜんと願ずる者は、願に随いてみな生じて、不退転、乃至、無上正等菩提を得ん。五無間・誹毀正法、及び謗聖者を除く。 (*)
御開山の引文:
愛楽 所有善根廻向 願生無量寿国 者 随願皆生 得不退転 乃至無上正等菩提。除五無間誹毀正法及謗聖者。
- 所有の善根回向したまへるを愛楽して、無量寿国に生ぜんと願ずれば、願に随ひてみな生ぜしめ、不退転乃至無上正等菩提を得んと。五無間・誹謗正法および謗聖者を除く。 (信巻 P.213)
『如来会』の原文では、行者みずから所有の善根を回向する意であるが、御開山は阿弥陀仏の所有の善根を回向されることを愛楽する意とされた。