雑修
出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』
2020年1月23日 (木) 16:53時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成:「雑修の者には十三の失がある。 :①雑縁乱動するによりて正念を失するがゆゑに、 :②仏の本願と相応せざるがゆゑに、 :③教...」)
雑修の者には十三の失がある。
- ①雑縁乱動するによりて正念を失するがゆゑに、
- ②仏の本願と相応せざるがゆゑに、
- ③教と相違せるがゆゑに、
- ④仏語に順ぜざるがゆゑに、
- ⑤係念相続せざるがゆゑに、
- ⑥憶想間断するがゆゑに、
- ⑦回願慇重真実ならざるがゆゑに、
- ⑧貪・瞋・諸見の煩悩来り間断するがゆゑに、
- ⑨慚愧・懺悔の心あることなきがゆゑなり。
懺悔に三品あり。一には要、二には略、三には広なり。下につぶさに説くがごとし。意に随ひて用ゐるにみな得たり。
- ⑩相続してかの仏恩を念報せざるがゆゑに、
- ⑪心に軽慢を生じて業行をなすといへども、つねに名利と相応するがゆゑに、
- ⑫人我おのづから覆ひて同行善知識に親近せざるがゆゑに、
- ⑬楽ひて雑縁に近づきて、往生の正行を自障障他するがゆゑなり。(往生礼讃 P.659)