りんじゅうごうじょう
臨終に往生浄土の業因が決定すること。平生業成に対する語。浄土真宗では、平生の一念に往生成仏が決定するとして、臨終における往生や来迎を待つ必要はないとする。『御消息』第1通には 「真実信心の行人は、 摂取不捨のゆゑに正定聚の位に住す。 このゆゑに臨終まつことなし、 来迎たのむことなし」 (註735) とある。