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他利

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

た-り

 「行巻」192頁9行以下の本文および脚註参照。ここでの菩薩は法蔵菩薩のこと。入は自利、出は利他にあたる。 (二門 P.548)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

◆ 参照読み込み (transclusion) 他利と利他

たりとりた

 仏の救済を衆生からいえば他(仏)が利すといい、仏からいえば他(衆生)を利すという。ここでは仏の方から語るので利他というと釈したのである。(行巻 P.192)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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他利と利他と、談ずるに左右あり。もし仏よりしていはば、よろしく利他といふべし。衆生よりしていはば、よろしく他利といふべし。いままさに仏力を談ぜんとす、このゆゑに利他をもつてこれをいふ。(行巻 P.190)

ひとつの済度を仏の側からいえば利他といい、衆生の側からいえば他利といふ。御開山は、この利他の力を「他力といふは如来の本願力なり。」(行巻 P.192)とされた。

他利 他利自 (他が自を利す)
利他 自 (自が他を利す)

利他の行、利他深広の信楽、利他真実、利他の真心、利他回向、利他の信海、利他円満の妙位、利他の一心等々、本願力を利他と表現されておられる。

他力の「他」は衆生であって、仏ではない。

覈求其本釈
他力
他利利他の深義
約仏、約生
他利と利他
他利利他の深義