これを善男子…

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これをぜんなんし…

 『涅槃経』の原文には「これを善男子善女人かくのごとく大涅槃経を修業して初分功徳を具足し成就すと名づく」とあるが、語を省略することによって、大涅槃を得るものを善男子、善女人と名づくというように転意されたのである。 (真巻 P.347)


 出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社)
 出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社)
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『涅槃経』の原文と訓:

善男子。是名善男子善女人。 修行如是 大涅槃經具足成就初分功徳。
善男子、これを善男子善女人、かくのごとく大涅槃経を修業して初分功徳を具足し成就すと名づく。(*

御開山の訓:

善男子 是名善男子善女人。
善男子、これを善男子・善女人と名づく。(真巻 P.347)

御開山は脚注にあるように、「修行如是 大涅槃經具足成就初分功徳」の文を略して意味を転じておられる。
『涅槃経』の原意は、涅槃は大楽であり純浄の世界であることを明らかに知るものは、この『涅槃経』の法義を体得し、初分の功徳を具足し成就する者であるという意を、大浄の大涅槃(浄土)にある者は、二十五有を離れた真の意味での善男子善女人であると転意されておられる。読経の時に、この意を念頭に善男子善女人の語を読誦するのも楽しいものである。