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三界

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

さんがい

 欲界(よくかい)色界(しきかい)無色界(むしきかい)の三つの世界。衆生(しゅじょう)生死流転(しょうじるてん)する迷いの世界を三種に分類したもの。三有(さんぬ)ともいう。

① 欲界。地獄餓鬼畜生修羅・人間・天上の六道から成り、欲界の天を六欲天という。欲界の衆生には婬(いん)欲と食欲との二欲がある。
② 色界。浄妙な物質(色)から成り、欲を離れた清らかな世界。四禅天といわれる。
③ 無色界。物質を超えた精神の世界。四無色定(しむしきじょう)(無色界における四段階の瞑想)を修めたものが生れる天界。
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

  • 欲界1+色界4+無色界4=9

参照WEB版浄土宗大辞典の「三界」の項目