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九部

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

くぶ

 仏の説かれた教えを形式、内容から九種に分類したもの。 九部経、九分経 (九分教) ともいう。 『法華経』では次の九種をあげる。

①契経(かいきょう) (sūtra)。
②伽陀(かだ) (gāthā)。
③本事(ほんじ) (itivŗttaka)。
④本生(ほんしょう) (jātaka)。
⑤未曾有法(みぞうほう) (adbhuta)。
⑥因縁(いんねん) (nidāna)。
⑦譬喩(ひゆ) (aupamya)。
⑧祇夜(ぎや) (geya)。
⑨論議(ろんぎ) (upadeśa)。 十二部経はこれに三種を加えたもの。 →十二部経 (じゅうにぶきょう)。

 経典を形式や内容のうえから九種に分類したもの。 ここでは小乗の異称。 →九部(くぶ) (要集 P.1148)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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十二部経