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二十九種の荘厳清浄

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

にじゅうくしゅのしょうごんしょうじょう

 天親(てんじん)菩薩の『浄土論』 に説かれる国土十七種・仏八種・菩薩四種の二十九種の清浄(しょうじょう)なる荘厳相。 (安楽集 P.199)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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三種の荘厳

にじゅうくしゅ-しょうごん 二十九種荘厳

 天親の『浄土論』に説かれる浄土のうるわしい相で、国土荘厳十七種・仏荘厳八種・菩薩荘厳四種の二十九種の荘厳のこと。『浄土論』には、
国土荘厳について

清浄功徳・量功徳・性功徳・形相功徳・種々事功徳・妙色功徳・触功徳・三種功徳・雨功徳・光明功徳・妙声(みょうしょう)功徳・主功徳・眷属(けんぞく)功徳・受用功徳・無諸難功徳・大義門功徳・一切所求満足功徳の十七種、

仏荘厳について

座功徳・身業功徳・口業功徳・心業功徳・大衆功徳・上首功徳・主功徳・不虚作住持功徳の八種が示されている。

菩薩荘厳については個々の荘厳の名称が付されていないが、後世に付された名称として

不動而至功徳・一念遍至功徳・無相供養功徳・示法如仏功徳の四種がある。

また、これらについて国土荘厳を器世間清浄、仏・菩薩荘厳を衆生世間清浄と名づけ、二種清浄としている。→広略相入。(浄土真宗辞典)