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利他教化地の益

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

りたきょうけじのやく

 自在に衆生を利益(りやく)し、救済するはたらき。 (証巻 P.313)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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りたきょうけじ 利他教化地

 自在に衆生教化利益救済する菩薩の地位のこと。「証巻」 に

「二つに還相の回向といふは、すなはちこれ利他教化地の益なり」(註 313)、

『文類聚鈔』に

「大涅槃はすなはちこれ利他教化地の果なり」(註 482)

などとある。なお、 「利他」 の語について自力に対する他力の意味とする解釈もある。(浄土真宗辞典)