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報恩講

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

ほうおんこう

 親鸞聖人への報恩のためにその命日を中心に行う仏事。(御文章 P.1107, P.1246)

 御正忌(ごしょうき)報恩講のこと。宗祖親鸞聖人の祥月(一月十六日。旧暦では十一月二十八日)に聖人の御遺徳をしのび、洪恩(こうおん)を報謝して営む法要をいう。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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浄土真宗において、親鸞の恩徳に報謝する法要。親鸞の祥月命日に勤修することから御正忌報恩講ともいい、最も重要な年中行事とされる。
「報恩講」という名称は親鸞の33回忌にあたって本願寺3代覚如が著した『報恩講私記』に由来する。本願寺派本願寺では、毎年1月9日から1月16日までの七昼夜にわたって御正忌報恩講が勤修される。 一般寺院や門信徒の自宅などでも勤められ、本願寺の報恩講に先立って営むことが習慣化している地域などでは引上会(いんじょうえ)御取越(おとりこし)などとも呼ばれる。なお、親鸞の示寂は弘長2年11月28日(西暦1263年1月16日)であるが、本願寺派では明治6年(1873)に太陽暦を採用することとし、翌年から1月に御正忌報恩講を勤修している。(浄土真宗辞典)

  • 祥月:故人の浄土へ往生した同じ月のこと。