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摂論

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

しょうろん

Ⅰ 摂論宗のこと。 真諦(しんだい)訳の 『摂大乗論(しょうだいじょうろん)』にもとづく学派。 中国十三宗の一。 真諦の門下によって盛んになったが、玄奘(げんじょう)によって新訳の唯識(ゆいしき)教学が伝えられ、衰退した。 善導(ぜんどう)大師が批判した念仏(ねんぶつ)別時意(べつじい)説は、この摂論宗の学徒が唱えたものである。 (安楽集 P.218)

Ⅱ 迦才(かざい)の『浄土論』 における引用は、世親(せしん)菩薩の『摂大乗論釈(しょうだいじょうろんしゃく)』 の取意の文。 (要集 P.1112)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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