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真仏土

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

しんぶつど

 真実の仏身と仏土。化身土に対する。光明無量の願(第十二願)、寿命無量の願(第十三願)によって成就された真の報仏報土で、第十八願の他力念仏の行者が生れる浄土。真仏は不可思議光如来(ふかしぎこうにょらい)尽十方無碍光如来ともいう)、真土は無量光明土(むりょうこうみょうど)諸智土ともいう)。→仮身土補註2

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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しんぶつど 真仏土

 化身土に対する語。真実の仏身と仏土のことで、光明無量の願・寿命無量の願によって成就された真の報仏と報土をいう。真仏は不可思議光如来 (尽十方無礙光如来ともいう)、真土は無量光明土 (諸智土ともいう) で、第十八願の他力念仏の行者が往生する浄土。「真仏土巻」 に

「真仏土を案ずれば、仏はすなはちこれ不可思議光如来なり、土はまたこれ無量光明土なり。しかればすなはち、大悲の誓願に酬報するがゆゑに、真の報仏土といふなり」(註 337)

とある。→真実報土補註2。(浄土真宗辞典)