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聖権

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

しょうごん

  聖は仏陀、権は衆生を導くために仮に人間の相(すがた)をとってあらわれた提婆達多阿闍世韋提希夫人等を指す。(浄文 P.484)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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しかればすなはち浄邦縁熟して、調達(提婆達多)、闍世(阿闍世)をして逆害を興ぜしむ。浄業機彰れて、釈迦、韋提をして安養を選ばしめたまへり。これすなはち権化の仁、斉(ひと)しく苦悩の群萌を救済し、世雄の悲、まさしく逆謗 闡提を恵まんと欲す。(総序 P.131)


ここをもつて、浄土の縁、熟して、調達(提婆達多)、闍王(阿闍世王)をして逆害を興ぜしめ、濁世の機を憫れんで、釈迦、韋提をして安養を選ばしめたまへり。つらつらかれを思ひ、静かにこれを念ずるに、達多・闍世、博く仁慈を施し、弥陀・釈迦、深く素懐を顕せり。(浄文 P.483)