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至心信楽の願

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

ししんしんぎょうのがん 至心信楽の願

 阿弥陀仏の四十八願の中、第十八願のこと。『大経』第十八願文には

「たとひわれ仏を得たらんに、十方の衆生、至心信楽してわが国に生ぜんと欲ひて、乃至十念せん。もし生ぜずは、正覚を取らじ。ただ五逆と誹謗正法とをば除く」(註 18)

と説かれている。親鸞は 「信巻」 冒頭(註 210) にこの願名を標し、さらに第十八願について

「この心すなはちこれ念仏往生の願より出でたり。この大願を選択本願と名づく、また本願三心の願と名づく、また至心信楽の願と名づく、また往相信心の願と名づくべきなり」(註 211)

とも述べている。→本願