操作

十地経

提供: WikiArc

じゅうじきょう

 『華厳経(けごんきょう)』の中の「十地品」の別行本である。菩薩の修行階位である十地の内容について詳しく説いたもの。異訳に西晋の竺法護(じくほうご)訳『漸備一切智徳経(ぜんびいっさいちとくきょう)』五巻、後秦の鳩摩羅什(くまらじゅう)訳『十住経(じゅうじゅうきょう)』四巻、唐の尸羅達摩(しらだつま)訳『仏説十地経』九巻がある。龍樹(りゅうじゅ)菩薩の『十住毘婆沙論(じゅうじゅうびばしゃろん)』十七巻、天親(てんじん)菩薩の『十地経論』十二巻は『十地経』の註釈書である。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。