「歓喜…愛楽して」の版間の差分
出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ（WikiArc）』
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| − | ; | + | 『無量寿如来会』の本願成就文。 |
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| + | :他方仏国所有有情 聞<sub>二</sub>無量寿如来名号<sub>一</sub> 能発<sub>二</sub>一念浄信<sub>一</sub> 歓喜愛楽 所有善根回向 願<sub>レ</sub>生<sub>二</sub>無量寿国<sub>一</sub>者 随<sub>レ</sub>願皆生 得<sub>二</sub>不退転乃至無上正等菩提<sub>一</sub> 除<sub>三</sub>五無間誹謗正法 及謗<sub>二</sub>聖者<sub>一</sub>。 | ||
::他方の仏国の所有の有情、無量寿如来の名号を聞きて、乃至、能く一念の浄信を発して歓喜愛楽し、所有の善根を廻向して、無量寿国に生ぜんと願ずる者は、願に随いてみな生じて、不退転、乃至、無上正等菩提を得ん。五無間・誹毀正法、及び謗聖者を除く。 | ::他方の仏国の所有の有情、無量寿如来の名号を聞きて、乃至、能く一念の浄信を発して歓喜愛楽し、所有の善根を廻向して、無量寿国に生ぜんと願ずる者は、願に随いてみな生じて、不退転、乃至、無上正等菩提を得ん。五無間・誹毀正法、及び謗聖者を除く。 | ||
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| − | : | + | :他方仏国所有有情 聞<sub>二</sub>無量寿如来名号<sub>一</sub> 能発<sub>二</sub>一念浄信<sub>一</sub>歓喜 愛<sub>下</sub>楽所有善根回向<sub>上</sub> 願<sub>三</sub>生<sub>二</sub>無量寿国<sub>一</sub>者 随<sub>二</sub>願<sub>一</sub>皆生 得<sub>二</sub>不退転乃至無上正等菩提<sub>一</sub> 除<sub>下</sub>五無間誹<sub>二</sub>謗正法<sub>一</sub> 及謗<sub>中</sub>聖者<sub>上</sub>。 |
| − | ::他方の仏国の所有の有情、無量寿如来の名号を聞きて、よく一念の浄信を発して{{DotUL|歓喜せしめ、所有の善根回向したまへるを愛楽して}} | + | ::他方の仏国の所有の有情、無量寿如来の名号を聞きて、よく一念の浄信を発して{{DotUL|歓喜せしめ、所有の善根回向したまへるを愛楽して}}、無量寿国に生ぜんと願ぜば、願に随ひてみな生れ、不退転乃至無上正等菩提を得んと。五無間、正法を誹謗し、および聖者を謗らんをば除くと。 |
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| + | 『如来会』の当分では、行者の所有の善根を回向する意であるが、御開山は、無量寿如来の名号を聞いて、信心一発して無量寿如来(阿弥陀仏)の回向したまえる善の根本である名号を[[愛楽]]する意に転じられた。御開山は[[善本]]や[[徳本]]の名目は名号を指す語だとみておられた。 | ||
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2017年9月27日 (水) 00:09時点における最新版
かんぎ あいぎょうして
通常は「歓喜愛楽し、所有の善根回向して」と読む。親鸞聖人は如来回向の義をあらわすために、このように読みかえられた。 (信巻 P.213)
出典（教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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『無量寿如来会』の本願成就文。
- 当面の訓
- 他方仏国所有有情 聞二無量寿如来名号一 能発二一念浄信一 歓喜愛楽 所有善根回向 願レ生二無量寿国一者 随レ願皆生 得二不退転乃至無上正等菩提一 除三五無間誹謗正法 及謗二聖者一。
- 他方の仏国の所有の有情、無量寿如来の名号を聞きて、乃至、能く一念の浄信を発して歓喜愛楽し、所有の善根を廻向して、無量寿国に生ぜんと願ずる者は、願に随いてみな生じて、不退転、乃至、無上正等菩提を得ん。五無間・誹毀正法、及び謗聖者を除く。
- 御開山の訓
- 他方仏国所有有情 聞二無量寿如来名号一 能発二一念浄信一歓喜 愛下楽所有善根回向上 願三生二無量寿国一者 随二願一皆生 得二不退転乃至無上正等菩提一 除下五無間誹二謗正法一 及謗中聖者上。
- 他方の仏国の所有の有情、無量寿如来の名号を聞きて、よく一念の浄信を発して歓喜せしめ、所有の善根回向したまへるを愛楽して、無量寿国に生ぜんと願ぜば、願に随ひてみな生れ、不退転乃至無上正等菩提を得んと。五無間、正法を誹謗し、および聖者を謗らんをば除くと。
『如来会』の当分では、行者の所有の善根を回向する意であるが、御開山は、無量寿如来の名号を聞いて、信心一発して無量寿如来(阿弥陀仏)の回向したまえる善の根本である名号を愛楽する意に転じられた。御開山は善本や徳本の名目は名号を指す語だとみておられた。