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「専修念仏」の版間の差分

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浄土へ往生するために、他の行をまじえず、ただひたすら称名念仏を修すること。
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法然聖人は『選択本願念仏集』に、善導大師の意を承けて、
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[[法然聖人]]は『[[選択本願念仏集]]』に、[[善導大師]]の意を承けて、
 
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:わたくしにいはく、この文を見るに、いよいよすべからく雑を捨てて専を修すべし。あに百即百生の専修正行を捨てて、堅く千中無一の雑修雑行を執せんや。行者よくこれを思量せよ。([[選択本願念仏集 (七祖)#P--1201|選択本願念仏集(P.1201]])
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:わたくしにいはく、この文を見るに、いよいよすべからく雑を捨てて専を修すべし。あに[[百即百生]]の専修正行を捨てて、堅く[[千中無一]]の雑修雑行を執せんや。行者よくこれを思量せよ。([[選択本願念仏集 (七祖)#P--1201|選択本願念仏集(P.1201]])
 
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と言われていた。御開山はこの法然聖人の「専修念仏」の意を承け、
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と言われていた。[[御開山]]はこの[[法然聖人]]の「[[専修念仏]]」の意を承け、
 
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:またいはく([[選択本願念仏集_(七祖)#P--1285|同 一二八五]])、「それすみやかに生死を離れんと欲はば、二種の勝法のなかに、しばらく聖道門を<kana>閣(さしお)</kana>きて、選んで浄土門に入れ。浄土門に入らんと欲はば、正・雑二行のなかに、しばらくもろもろの雑行を<kana>抛(なげう)</kana>ちて、選んで正行に帰すべし。正行を修せんと欲はば、正・助二業のなかに、なほ助業を<kana>傍(かたわ)</kana>らにして、選んで正定をもつぱらにすべし。[[正定の業]]とはすなはちこれ仏の名を称するなり。称名はかならず生ずることを得。仏の本願によるがゆゑに」と。{以上}
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:またいはく([[選択本願念仏集_(七祖)#P--1285|同 一二八五]])、「それすみやかに生死を離れんと欲はば、二種の勝法のなかに、しばらく[[聖道門]]を<kana>閣(さしお)</kana>きて、選んで[[浄土門]]に入れ。浄土門に入らんと欲はば、正・雑二行のなかに、しばらくもろもろの[[雑行]]を<kana>抛(なげう)</kana>ちて、選んで[[正行]]に帰すべし。[[正行]]を修せんと欲(おも)はば、正・助二業のなかに、なほ[[助業]]を<kana>傍(かたわ)</kana>らにして、選んで正定をもつぱらにすべし。[[正定の業]]とはすなはちこれ仏の名を称するなり。称名はかならず生ずることを得。仏の本願によるがゆゑに」と。{以上}
 
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と、専修念仏による「称名必得生 依仏本願故(称名はかならず生ずることを得。仏の本願によるがゆゑに)」の専修念仏による念仏往生の三選の文を引文されておられた。
 
と、専修念仏による「称名必得生 依仏本願故(称名はかならず生ずることを得。仏の本願によるがゆゑに)」の専修念仏による念仏往生の三選の文を引文されておられた。

2024年2月17日 (土) 02:46時点における最新版

せんじゅねんぶつ

  専ら念仏のみを修し、他の行を修めないこと。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

浄土往生するために、他の行をまじえず、ただひたすら称名念仏を修すること。 法然聖人は『選択本願念仏集』に、善導大師の意を承けて、

わたくしにいはく、この文を見るに、いよいよすべからく雑を捨てて専を修すべし。あに百即百生の専修正行を捨てて、堅く千中無一の雑修雑行を執せんや。行者よくこれを思量せよ。(選択本願念仏集(P.1201)

と言われていた。御開山はこの法然聖人の「専修念仏」の意を承け、

南無阿弥陀仏[往生の業は念仏を本とす]と。
またいはく(同 一二八五)、「それすみやかに生死を離れんと欲はば、二種の勝法のなかに、しばらく聖道門(さしお)きて、選んで浄土門に入れ。浄土門に入らんと欲はば、正・雑二行のなかに、しばらくもろもろの雑行(なげう)ちて、選んで正行に帰すべし。正行を修せんと欲(おも)はば、正・助二業のなかに、なほ助業(かたわ)らにして、選んで正定をもつぱらにすべし。正定の業とはすなはちこれ仏の名を称するなり。称名はかならず生ずることを得。仏の本願によるがゆゑに」と。{以上}

と、専修念仏による「称名必得生 依仏本願故(称名はかならず生ずることを得。仏の本願によるがゆゑに)」の専修念仏による念仏往生の三選の文を引文されておられた。