「二十五有」の版間の差分

2013年5月19日 (日) 19:04時点における最新版

にじゅうごう

　有とは迷いの境界(きょうがい)のことで、衆生(しゅじょう)の流転する迷いの世界（三界(さんがい)）を二十五種に分けたもの。

すなわち欲界(よくかい)に

四悪趣（地獄・餓鬼・畜生・修羅）

四洲（北の鬱単越(うつたんのつ)・南は閻浮提(えんぶだい)・西に瞿耶尼(くだに)・東には弗婆提(ほつばだい)）

六欲天（他化自在天(たけじざいてん)・化楽天(けらくてん)・楽変化天(らくへんげてん)・兜率天(とそつてん)・夜摩天(やまてん)・三十三天・忉利天(とうりてん)・四天王・四大王衆天(しだいおうしゅてん)）

の十四有。(4+4+6=14)

色界(しきかい)に

四禅天（初禅天・第二禅天・第三禅天・第四禅天）と無想天・浄居天・大梵天

の七有。

無色界(むしきかい)の

四空（空無辺処天(くうむへんじょてん)・識無辺処天(しきむへんじょてん)・無所有処天(むしょうしょうてん)・悲想非非想天(ひそうひひそうてん)）

の四有

の二十五(14+7+4)の有のこと。三界のすべてをいう。

出典（教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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 にじゅうごう
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+　有とは迷いの<kana>境界(きょうがい)</kana>のことで、<kana>衆生(しゅじょう)</kana>の流転する迷いの世界（<kana>三界(さんがい)</kana>）を二十五種に分けたもの。
-すなわち
+すなわち<kana> 欲界(よくかい)</kana>に
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-:[[四洲]]
-:六欲天の
-十四有。(4+4+6)
-<ruby><rb>色界</rb><rp>(</rp><rt>しきかい</rt><rp>)</rp></ruby>に
+:四悪趣（地獄・餓鬼・畜生・修羅）
-:四禅天と無想浄居(じょうご):大梵天の七有。
+:[[四洲]]（北の<kana>鬱単越(うつたんのつ)</kana>・南は<kana>閻浮提(えんぶだい)</kana>・西に<kana>瞿耶尼(くだに)</kana>・東には<kana>弗婆提(ほつばだい)</kana>）
-:<ruby><rb>無色界</rb><rp>(</rp><rt>むしきかい</rt><rp>)</rp></ruby>の四空処天の四有(7+4)
+:六欲天（他化自在天(たけじざいてん)・化楽天(けらくてん)・楽変化天(らくへんげてん)・兜率天(とそつてん)・夜摩天(やまてん)・三十三天・忉利天(とうりてん)・四天王・四大王衆天(しだいおうしゅてん)）
-の二十五。三界のすべてをいう。
+の十四有。(4+4+6=14)
+<kana>[[色界]](しきかい)</kana>に
+:四禅天（初禅天・第二禅天・第三禅天・第四禅天）と無想天・浄居天・大梵天
+の七有。
+<kana>無色界(むしきかい)</kana>の
+:四空（空無辺処天(くうむへんじょてん)・識無辺処天(しきむへんじょてん)・無所有処天(むしょうしょうてん)・悲想非非想天(ひそうひひそうてん)）
+の四有
+の二十五(14+7+4)の有のこと。[[三界]]のすべてをいう。
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「二十五有」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ（WikiArc）』

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