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「雑行」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

 
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 [[正行]]に対する語。雑は邪雑、雑多の意味で、本来はこの世でさとりを開くことをめざす<kana>[[聖道門]](しょうどうもん)</kana>の行である諸善万行を往生行として転用したものであるから、このようにいう。<kana>[[化土]](けど)</kana>の<kana>[[業因]](ごういん)</kana>であるとされている。 → <kana>[[正行]](しょうぎょう)</kana>  ([[持名鈔#P--1002|持名鈔 P.1002]])
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 [[正行]]に対する語。雑は邪雑、雑多の意味で、本来はこの世でさとりを開くことをめざす<kana>[[聖道門]](しょうどうもん)</kana>の行である[[諸善万行]]を往生行として転用したものであるから、このようにいう。<kana>[[化土]](けど)</kana>の<kana>[[業因]](ごういん)</kana>であるとされている。 → <kana>[[正行]](しょうぎょう)</kana>  ([[持名鈔#P--1002|持名鈔 P.1002]])
  
 
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ぞうぎょう 雑行
 
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[[正行]]に対する語。雑は<kana>邪雑(じゃぞう)</kana>、<kana>雑多(ざった)</kana>の意味。本来はこの世でさとりをひらくことをめざす聖道門の行である諸善万行を、往生行として転用したものであるから、このようにいう。その行体は無数にあるが、法然は『選択集』に「雑行無量なり、つぶさに述ぶるに<kana>遑(いとま)</kana>あらず。ただしばらく五種の正行に<kana>翻対(ほんたい)</kana>してもつて五種の雑行を明かすべし」([[選択本願念仏集 (七祖)#P--1194|七註1194]])といい、五正行に対して、5種の雑行(五雑行)を挙げている。①読誦雑行、②観察雑行、③礼拝雑行、④称名雑行、⑤讃歎供養雑行の五。→[[正行]]、→[[正雑二行]]。(浄土真宗辞典)
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[[正行]]に対する語。雑は<kana>邪雑(じゃぞう)</kana>、<kana>雑多(ざった)</kana>の意味。本来はこの世でさとりをひらくことをめざす聖道門の行である諸善万行を、往生行として転用したものであるから、このようにいう。その行体は無数にあるが、法然は『選択集』に「雑行無量なり、つぶさに述ぶるに<kana>遑(いとま)</kana>あらず。ただしばらく五種の正行に<kana>翻対(ほんたい)</kana>してもつて五種の雑行を明かすべし」([[選択本願念仏集 (七祖)#五雑行|七註1194]])といい、五正行に対して、5種の雑行(五雑行)を挙げている。①読誦雑行、②観察雑行、③礼拝雑行、④称名雑行、⑤讃歎供養雑行の五。→[[正行]]、→[[正雑二行]]。(浄土真宗辞典)
 
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2023年12月16日 (土) 02:55時点における最新版

ぞうぎょう

 正行に対する語。雑は邪雑、雑多の意味で、本来はこの世でさとりを開くことをめざす聖道門(しょうどうもん)の行である諸善万行を往生行として転用したものであるから、このようにいう。化土(けど)業因(ごういん)であるとされている。 → 正行(しょうぎょう) (持名鈔 P.1002)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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ぞうぎょう 雑行

正行に対する語。雑は邪雑(じゃぞう)雑多(ざった)の意味。本来はこの世でさとりをひらくことをめざす聖道門の行である諸善万行を、往生行として転用したものであるから、このようにいう。その行体は無数にあるが、法然は『選択集』に「雑行無量なり、つぶさに述ぶるに(いとま)あらず。ただしばらく五種の正行に翻対(ほんたい)してもつて五種の雑行を明かすべし」(七註1194)といい、五正行に対して、5種の雑行(五雑行)を挙げている。①読誦雑行、②観察雑行、③礼拝雑行、④称名雑行、⑤讃歎供養雑行の五。→正行、→正雑二行。(浄土真宗辞典)

雑修
正行
正雑二行