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「四天王」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

 
 
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(してんのう)
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してんのう
  
 四王・四天大王ともいう。<ruby><rb>[[須弥山]]</rb><rp>(</rp><rt>しゅみせん</rt><rp>)</rp></ruby>の中腹にある四王天にあって、<ruby><rb>[[帝釈天]]</rb><rp>(</rp><rt>たいしゃくてん</rt><rp>)</rp></ruby>に仕えて仏法を守護する護法神。すなわち東方の<ruby><rb>持国天</rb><rp>(</rp><rt>じこくてん</rt><rp>)</rp></ruby>(Dhŗtarāşţra 題頭隷(だいずらた)・提頭頼(だいずらた))、南方の<ruby><rb>増長天</rb><rp>(</rp><rt>ぞうじょうてん</rt><rp>)</rp></ruby>(Virūđhaka 毘留茶倶(びるだく)・毘楼勒(びるろく)・毘楼勒叉(びるろくしゃ))、西方の<ruby><rb>広目天</rb><rp>(</rp><rt>こうもくてん</rt><rp>)</rp></ruby>(Virūpākşa 毘留博叉(びるはくしゃ)・毘楼博叉(びるはくしゃ))、北方の<ruby><rb>多聞天</rb><rp>(</rp><rt>たもんてん</rt><rp>)</rp></ruby>(Vaiśravaņa 毘沙門天(びしゃもんてん))をいう。
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 四王・四天大王ともいう。<kana>[[須弥山]](しゅみせん)</kana>の中腹にある四王天にあって、<kana>[[帝釈天]](たいしゃくてん)</kana>に仕えて仏法を守護する護法神。すなわち
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:東方の<kana>持国天(じこくてん)</kana>(Dhŗtarāşţra <kana>題頭隷吒(だいずらた)</kana><kana>提頭頼吒(だいずらた)</kana>)、
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:北方の<kana>多聞天(たもんてん)</kana>(Vaiśravaņa <kana>毘沙門天(びしゃもんてん)</kana>)
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をいう。
  
 
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2018年6月26日 (火) 19:30時点における最新版

してんのう

 四王・四天大王ともいう。須弥山(しゅみせん)の中腹にある四王天にあって、帝釈天(たいしゃくてん)に仕えて仏法を守護する護法神。すなわち

東方の持国天(じこくてん)(Dhŗtarāşţra 題頭隷吒(だいずらた)提頭頼吒(だいずらた))、
南方の増長天(ぞうじょうてん)(Virūđhaka 毘留茶倶(びるだく)毘楼勒(びるろく)毘楼勒叉(びるろくしゃ))、
西方の広目天(こうもくてん)(Virūpākşa 毘留博叉(びるはくしゃ)毘楼博叉(びるはくしゃ))、
北方の多聞天(たもんてん)(Vaiśravaņa 毘沙門天(びしゃもんてん)

をいう。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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