操作

「経体」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

(ページの作成:「{{Inyou2| きょうたい 経体  経典を貫く本質、根本のこと。これに対して経典の主旨・要旨を経宗という。「教巻」には :「如...」)
 
13行目: 13行目:
 
真宗では無量寿経は本願を宗とし名号を体とするという。(仏教学辞典)
 
真宗では無量寿経は本願を宗とし名号を体とするという。(仏教学辞典)
 
}}
 
}}
 +
 +
『論註』には、
 +
{{Inyou|
 +
:すなはち仏(阿弥陀仏)の名号をもつて経の体となす。([[浄土論註 (七祖)#P--49|論註 P.49]])、([[行巻#P--155|行巻 P.155 で引文]])
 +
}}
 +
とある。
 
:→[[宗]]
 
:→[[宗]]
 
:→[[体]]
 
:→[[体]]
  
 
  [[Category:追記]] <p id="page-top">[[#|▲]]</p>
 
  [[Category:追記]] <p id="page-top">[[#|▲]]</p>

2024年11月12日 (火) 11:50時点における版

きょうたい 経体

 経典を貫く本質、根本のこと。これに対して経典の主旨・要旨を経宗という。「教巻」には

「如来の本願を説きて経の宗致とす、すなはち仏の名号をもつて経のとするなり」 (教巻 P.135)

とあり、『大経』の経宗を本願、経体を名号とする。(浄土真宗辞典)

きょうたい 経体 きょうしゅう 経宗

 経宗とは、経典の趣旨、主要点、根本的主張の意。経体とは経典を貫く本質、主質の意。例えば宗は家屋を構成している主要な構成材すなわちうつばり(梁)や柱に喩えられ、体は構成材の本質である木材に喩えられる。例えば天台宗では法華経は因果を宗とし、実相の理を体とする。
真宗では無量寿経は本願を宗とし名号を体とするという。(仏教学辞典)

『論註』には、

すなはち仏(阿弥陀仏)の名号をもつて経の体となす。(論註 P.49)、(行巻 P.155 で引文)

とある。