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「五逆」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

 
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2017年7月30日 (日) 02:02時点における版

ごぎゃく

 五種の重罪のこと。五逆罪ともいい、また無間(むけん)地獄へ堕ちる業因(ごういん)であるから五無間業、五無間ともいう。一般には小乗の五逆をあげて示す。

①殺父(せっぷ)。父を殺すこと。
②殺母(せつも)。母を殺すこと。
③殺阿羅漢(せつあらかん)。阿羅漢(聖者)を殺すこと。
④出仏身血(しゅつぶっしんけつ)。仏の身体を傷つけて出血させること。
⑤破和合僧(はわごうそう)。教団の和合一致を破壊し、分裂させること。

大乗の五逆は

①搭寺を破壊し、経蔵を焼き三宝の財宝を盗むこと。
声聞(しょうもん)・縁覚(えんがく)・大乗の教えをそしること。
③出家者の修行を妨げあるいは殺すこと。
④小乗の五逆。
因果の道理を信じず、十不善行をすること。
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

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