「補註4」の版間の差分
出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』
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'''4 具縛(ぐばく)の凡愚(ぼんぐ)・屠沽(とこ)の下類(げるい)''' | '''4 具縛(ぐばく)の凡愚(ぼんぐ)・屠沽(とこ)の下類(げるい)''' | ||
2009年9月4日 (金) 21:29時点における版
補 註 |
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阿弥陀仏 |
往生・真実証・浄土 |
機・衆生 |
具縛の凡愚・屠沽の下類 |
業・宿業 |
正定聚 |
信の一念・聞 |
真実教 |
旃陀羅 |
大行・真実行 |
大信・真実信 |
他力・本願力回向 |
同朋・同行 |
女人・根欠・五障三従 |
方便・隠顕 |
菩薩 |
本願 |
→七祖 補註へ |
4 具縛(ぐばく)の凡愚(ぼんぐ)・屠沽(とこ)の下類(げるい)
「具縛の凡愚」 「屠沽の下類」 は、ともに 「
親鸞聖人は『
つづいて聖人は、『
親鸞聖人在世当時の社会は、古代より続いた貴族社会から新興の武士社会に移る時代であり、制度的な差別はなかった。しかし、非常に強い尊卑・貴賤の考え方があり、それが政治的にも、社会的にも複雑なありかたで人々の生活の上に差別を形づくっていた。
仏教は、本来差別を否定するものであったにもかかわらず、日本の古代からの仏教の大勢は、その時々の支配権力と結んで社会的な身分差別を容認してきた。そうした歴史的状況の中にあって善悪、賢愚、貴賤をえらばず、万人を平等に摂取したもう阿弥陀仏の本願こそ真実であると信知し、人間がつくりあげた身分や、職業の貴賤といった差別を超え、すべての人間の尊厳性と平等性を明確に主張していかれたところに親鸞聖人の宗教の特色がみられる。
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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