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「五濁」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

 
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『阿弥陀経』に、
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:〈釈迦牟尼仏、よく[[甚難希有の事]]をなして、よく娑婆国土の[[五濁]]悪世、劫濁・見濁・煩悩濁・衆生濁・命濁のなかにおいて、[[阿耨多羅三藐三菩提]]を得て、もろもろの衆生のために、この一切世間[[難信の法]]を説きたまふ〉と。
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とある。

2019年11月5日 (火) 13:17時点における最新版

ごじょく

 末世(まつせ)においてあらわれる避けがたい五種の汚れのこと。

  • ①劫濁(こうじょく)。時代の汚れ。飢饉や疫病、戦争などの社会悪が増大すること。
  • ②見濁(けんじょく)。思想の乱れ。邪悪な思想、見解がはびこること。
  • ③煩悩濁(ぼんのうじょく)。貪(とん)・瞋(じん)・痴(ち)等の煩悩が盛んになること。
  • ④衆生濁(しゅじょうじょく)。衆生の資質が低下し、十悪をほしいままにすること。
  • ⑤命濁(みょうじょく)。衆生の寿命が次第に短くなること。
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

『阿弥陀経』に、

〈釈迦牟尼仏、よく甚難希有の事をなして、よく娑婆国土の五濁悪世、劫濁・見濁・煩悩濁・衆生濁・命濁のなかにおいて、阿耨多羅三藐三菩提を得て、もろもろの衆生のために、この一切世間難信の法を説きたまふ〉と。

とある。