操作

「経体」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

(ページの作成:「{{Inyou2| きょうたい 経体  経典を貫く本質、根本のこと。これに対して経典の主旨・要旨を経宗という。「教巻」には :「如...」)
(相違点なし)

2020年2月4日 (火) 14:57時点における版

きょうたい 経体

 経典を貫く本質、根本のこと。これに対して経典の主旨・要旨を経宗という。「教巻」には

「如来の本願を説きて経の宗致とす、すなはち仏の名号をもつて経のとするなり」 (教巻 P.135)

とあり、『大経』の経宗を本願、経体を名号とする。(浄土真宗辞典)

きょうたい 経体 きょうしゅう 経宗

 経宗とは、経典の趣旨、主要点、根本的主張の意。経体とは経典を貫く本質、主質の意。例えば宗は家屋を構成している主要な構成材すなわちうつばり(梁)や柱に喩えられ、体は構成材の本質である木材に喩えられる。例えば天台宗では法華経は因果を宗とし、実相の理を体とする。
真宗では無量寿経は本願を宗とし名号を体とするという。(仏教学辞典)