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ぼくおう 穆王
Ⅰ (生没年未詳) 中国、周の第5代の王。在位は前1002年から前947年に及んだと伝えられる。親鸞は釈尊の入滅年代を、「穆王五十三年壬申 (前 949)」(註 417)にあたるとみていた。同様の説が 「化身土巻」 に引用される『末法灯明記』(註 420)などにも見られる。
Ⅱ (生没年未詳) 中国、春秋時代の楚の王 (前626-前614在位)。父成王を死に至らしめて王位についた。『弁正論』(化身土巻引文・註 463) には勢力争いのために肉親を捨てた者の例として 「楚穆」 の名で出る。