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あらかん

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

2017年10月22日 (日) 04:23時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版

阿羅漢

 梵語アルハット(arhat)の男性・単数・主格、アルハン(arhan)の音写。阿羅訶[呵](あらか)阿盧漢(あるかん)・羅漢ともいう。応供(おうぐ)(おう)殺賊(せつぞく)不生(ふしょう)無生(むしょう)応真(おうしん)真人(しんにん)などと漢訳する。

 尊敬されるべき人。拝まれるべき人。供養を受けるのにふさわしい人。修行を完成し煩悩を滅し尽くしたた聖者。涅槃のさとりに入り、ふたたび迷いの世界に生を受けない人。 小乗仏教ではこの阿羅漢を最上の聖者とする。

 もとはを指す名称であったが、部派仏教時代になって、仏と阿羅漢とは区別され、仏弟子の到達する最高の階位とされた。すなわち声聞(しょうもん)の修道階位である四果の最高位で、三界の一切の煩悩を断じ尽して、再び迷いの世界に流転することのない位をいう。 →八輩

(化巻 P.422, 愚禿下 P.526)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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