むみょう
【左訓】「煩悩の王を無明といふなり」(異本)(浄土 P.572)
梵語アヴィドヤー(avidyā)の漢訳。真理に暗く、道理事象を明らかに理解できない精神状態をいう。最も根本的な煩悩(ぼんのう)。迷いの根源。また浄土真宗では、本願を疑い仏智を明らかに信じないことを無明という場合もある。