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久遠実成

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

2008年1月12日 (土) 20:50時点におけるGoshin (トーク | 投稿記録)による版

くおんじつじょう

 久遠劫の過去世において実に正覚(しょうがく)を成就しになっていること。一般に釈尊について、そのさとりの内容、つまりが常住不変であることにもとづいていわれるが、これに準じて阿弥陀仏も久遠実成の古仏、久遠実成阿弥陀仏といわれる。すなわち経典には十劫(じっこう)の昔に成仏されたとあるが、実は久遠の昔からすでに成仏せられていた古仏であるということ。  (持名鈔 P.1001,真要鈔 P.969)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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 弥陀成仏のこのかたは
     いまに十劫とときたれど 
    塵点久遠劫よりも
     ひさしき仏とみえたまふ
          大経和讃  P.566 林遊