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二回向四法

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

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 にえこう-しほう

往相の回向と還相回向、それを成立させる教・行・信・証の四法のこと。
「教文類」には、

 つつしんで浄土真宗を案ずるに、二種の回向あり。一つには往相、二つには還相なり。往相の回向について真実の教行信証あり。 (教文類 p.135)

とある。
「証文類」には、

 二つに還相の回向といふは、すなはちこれ利他教化地の益なり。すなはちこれ必至補処の願第二十二願)より出でたり。また一生補処の願と名づく。また還相回向の願と名づくべきなり。『註論』(論註)に顕れたり。ゆゑに願文を出さず。『論の註』を披(ひら)くべし。(証文類 p.313)

とある。