一子地
【左訓】「三界の衆生をわがひとり子とおもふことを得るを一子地といふなり」(異本)(浄土 P.573)
すべての衆生を平等にわがひとり子のように憐れむ心をおこす位で、一般には初地(しょじ)(歓喜地)の菩薩の境地。 親鸞聖人は、怨親を平等にみそなわす仏心のこととされている。→歓喜地 (かんぎじ)。