がんおうじょうしん 願往生心
がんおうじょうしん 願往生心
阿弥陀仏の浄土に生れたいと願う心。略して願生心ともいう。
「散善義」 に
- 「衆生の貪瞋煩悩のなかに、よく清浄の願往生心を生ずるに喩ふ」(七祖 468)
とある。親鸞はこの文を 「信巻」 に引用して
- 「衆生の貪瞋煩悩のなかに、よく清浄願往生の心を生ぜしむるに喩ふ」(註 225)
と読み、『愚禿鈔』では
- 「能生清浄願往生心といふは、無上の信心、金剛の真心を発起するなり、これは如来回向の信楽なり」(註 537)
と解釈して、願往生心が阿弥陀仏から回向される心であることを示している。
- →欲生
- →願生
- →作得生想
- →願作仏心
- →かならず…想をなせ
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