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自利利他

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

2022年10月9日 (日) 13:50時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版

じり-りた えんまん

 【左訓】「自利は阿弥陀の(ほとけ)になりたまひたるこころ、利他は衆生(しゅじょう)を往生せしむるこころ、円は善悪すべてわかず、よきことになしてましますこころの満ちたるこころなり。みづからも仏になり、衆生も仏になることを円満すといふなり」(異本)(浄土 P.562)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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じり-りた

自利利他

 自利と利他のこと。
Ⅰ 自利とは自己を利することで、自らの修行によって自身が利益を得ること。利他とは他者を利益することで、他の衆生に功徳利益を施すこと。大乗の菩薩は、自利がそのまま利他となり、利他がそのまま自利となる自利利他円満を理想としている。→菩薩

Ⅱ 親鸞は、自利を自力の意、利他を他力の意としても用いている。『愚禿鈔』には「おほよそ心について、二種の三心あり。一には自利の三心、二には利他の三信なり」とある。(註 541)(浄土真宗辞典)

上求菩提・下化衆生