さんろんしゅう
龍樹菩薩の『中論』『十二門論』とその弟子提婆(だいば)の『百論』にもとづいて成立した宗派。インドの中観(ちゅうがん)派を中国に移したもので、鳩摩羅什(くまらじゅう)にはじまり、吉蔵によって大成された。日本へは推古天皇33年(625)に、高句麗僧慧灌(えかん)によって伝えられた。南都六宗の一。
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