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一色一香…

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

2017年11月27日 (月) 14:58時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版

いっしきいっこう…

 すべてのものはことごとく中道(ちゅうどう)実相(じっそう)の理のあらわれであるという意。 天台(てんだい)大師智顗(ちぎ)の『摩訶止観(まかしかん)』 に見える語。 (要集 P.956)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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一色一香無非中道(いっしき-いっこう-むひ-ちゅうどう)

中道実相の理は、一色一香のごとき些細な存在にも中道の真理が備わっている、ということ。天台宗でいう。
天台宗の智顗は「中論」に基づいて空(存在には自性、実体はない)、仮(ただし空も仮に説かれたことである)、中(空にも仮にもとらわれない立場)の空・仮・中の「三諦円融」を主張し、すべての存在に中道という実相が備わっているという〈一色一香無非中道〉を説いた。(コトバンクなどを参照)