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無生法忍

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

2018年2月13日 (火) 02:52時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版

むしょうぼうにん

 三法忍(さんぽうにん)の一。真理にかない形相を超えて不生不滅の真実をありのままにさとること。→三忍(さんにん)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

むしょうぼうにん 無生法忍

梵語 アヌトパッティカ・ダルマ・クシャーンティ(autpattika-dharma-ksānti)の意訳。三法忍の一。無生忍ともいう。真理にかない形相を超えて不生不滅の真実をありのままにさとること。 親鸞は、無生法忍を喜・悟・忍の三忍の徳義を有する他力信心のこととする。また無生法忍を正定聚不退の位とする場合もあり、『浄土和讃』には

念仏の心をもちてこそ 無生忍にはいりしかば (浄土 P.577)

とあり、「国宝本」左訓には、

「不退の位とまうすなり。かならず(ほとけ)になるべき身となるとなり」(*)

とある。→三忍 (浄土真宗辞典)