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五番の相対

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

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ごばんのそうたい 五番の相対

 『選択集』(七祖 1196) に正行雑行とを比べ、その得失に5種を挙げたもの。五番の得失ともいう。

①親疎対 (正行は阿弥陀仏に親しく、雑行は阿弥陀仏に疎遠であること)、
近遠(ごんおん)対 (正行は阿弥陀仏に近づき、雑行は阿弥陀仏から遠ざかること)、
有間無間(うけん-むけん)対 (阿弥陀仏を憶念することについて、正行は間断することがなく、雑行は間断してしまうこと)、
回向不回向対 (正行は往生の因としての回向を用いる必要がなく、雑行は回向を用いなければならないこと)、
⑤純雑対 (正行は純正な往生行であり、雑行は邪雑な行であること)

の五。(浄土真宗辞典)