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十三失

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

2024年7月12日 (金) 21:22時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成:「『往生礼讃』にある雑修の十三失。<br /> 御開山は「化巻」要門釈(化巻 P.389)で① ~⑨ を引き⑩ ~⑬ は真門...」)

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『往生礼讃』にある雑修の十三失。
御開山は「化巻」要門釈(化巻 P.389)で① ~⑨ を引き⑩ ~⑬ は真門釈(化巻 P.412)で引文されておられる。

 もし専を捨てて雑業を修せんとするものは、百は時に希に一二を得、千は時に希に五三を得。なにをもつてのゆゑに、いまし雑縁乱動す、なにをもつてのゆゑに、いまし雑縁乱動す、

① 正念を失するによるがゆゑに、
② 仏の本願と相応せざるがゆゑに、
③ 教と相違せるがゆゑに、
④ 仏語に順ぜざるがゆゑに、
⑤ 係念相続せざるがゆゑに、
⑥ 憶想間断するがゆゑに、
⑦ 回願慇重真実ならざるがゆゑに、
⑧ 貪瞋諸見の煩悩来り間断するがゆゑに、
⑨ 慚愧・懺悔の心あることなきがゆゑに。

{乃至}

⑩ また相続してかの仏恩を念報せざるがゆゑに、
⑪ 心に軽慢を生じて業行をなすといへども、つねに名利と相応するがゆゑに、
⑫ 人我おのづから覆ひて同行善知識に親近せざるがゆゑに、
⑬ 楽ひて雑縁に近づきて、往生の正行を自障障他するがゆゑなり。