[しじょう][いちみ]
斉(せい)の国(現在の中国山東省)にあった淄水(しすい)と澠水(じょうすい)という二河の名。二河の水の味は異なるが海に入れば同じ塩からい水になるように、往生の機に九品(くぼん)別があっても、同じ念仏の一道によって往生すれば平等の果を得るということ。(証巻 P.310, 二門 P.546, 三経 P.629)