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無色界

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

むしきかい

 三界の一。 物質の世界を超えた純粋に精神的な世界で、その三昧(さんまい)の境地によって四つの領域がある。

  • (くう)()辺処(へんしょ)(空処)。 欲界(よくかい)と色界における物質的な形を離れ、無辺の空を観ずる境地。
  • (しき)()辺処(へんしょ)(識処)。 識 (認識作用) の無限性を観ずる境地。
  • ()(しょ)()(しょ)。 何ものも存在しないと観ずる境地。
  • ()(そう)非非(ひひ)想処(そうしょ)。 想いがあるのではなく、ないのでもないという境地。 三界の中の最頂上で、第一有・有頂天ともいう。〔仏道にはずれた者はここを究極の理想郷とする〕 →三界 (さんがい)。
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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〔……〕内は林湯の追記。

非想非非想処

参照WEB版浄土宗大辞典の「有頂天」の項目