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丈夫

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

じょうぶ

 すぐれた志をもって精進する者。菩薩。(願生偈 P.1447浄土論 P.31))

 主人。 (要集 P.824)

 すぐれた人。 立派な人。 (要集 P.974)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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丈とは、シナの古代周王朝で成人男性の身長を基準とした身体尺をいう。和語では丈(たけ)と訓じるのも同意。なお当時の一丈は約1.8メートル(異説あり)。 ここから、転じて一人前の男、優れた者、立派な男子(=夫)を、丈夫というようになった。
『涅槃経』では、仏の十号の「調御丈夫」の丈夫を、

善男子。言如來者 實非丈夫 非不丈夫。因調丈夫故 名如來爲丈夫也。善男子。一切男女 若具四法則名丈夫。
善男子、如來と言ふは實に丈夫に非ず、不丈夫に非ず。丈夫を調ふるに()るが故に如來を名づけて丈夫と()すなり。善男子、一切の男女 もし四法を具すれば則ち丈夫と名づく。

とある。