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五根

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

ごこん

Ⅰ (げん)(視覚)・()(聴覚)・()(嗅覚)・(ぜつ)(味覚)・(しん)(触覚)の感覚器官および機能。

Ⅱ 信・精進・念・五無漏根(ごむろこん)(五つの仏道実践徳目)をいう。これらは煩悩(ぼんのう)をおさえてさとりを開かせる(すぐ)れたはたらきがあるから根といわれる。

 →五根Ⅰ。 (要集 P.829)

 →五根Ⅱ。 (玄義分 P.328)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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ごこん 五根

 根とは梵語インドリヤ(indriya) の意訳で、力・能力・知覚能力・感覚器官のこと。

Ⅰ 5種の感覚器官。眼根 (視覚)・耳根 (聴覚)・鼻根 (嗅覚)・舌 (味覚)・身根 (触覚) の五。
Ⅱ 煩悩をおさえてさとりを開かせるすぐれたはたらきのこと。信根・精進根・念根・定根・慧根の五。五勝根ともいう。『小経』に 「五根・五力・七菩提分・八聖道分」 (註 123)と説かれている。(浄土真宗辞典)