じゅうねん-ごうじょう
十念念仏により往生の業因ができあがること。(信巻 P.301)
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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業成とは、浄土往生の業因が成就して、必ず浄土に生れることが決定することをいう。
『論註』には、
- 『経』(観経)に「十念」とのたまへるは、業事成弁を明かすのみ。かならずしも頭数を知ることを須(もち) ゐず。
{ー中略ー}
- 十念業成とは、これまた神に通ずるものこれをいふのみ。ただ念を積み相続して他事を縁ぜざればすなはち罷(や)みぬ。(論註 P.98)、(信巻 P.301)
と「業成」とあり、この業成から「平生業成」といふ熟語が作られたのであろう。
- →業事成弁
- →業因
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