悉皆成仏
出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』
しっかい-じょうぶつ
御開山は、『唯信鈔文意』正嘉本で、
- この如来、微塵世界にみちみちたまへり、すなはち一切群生海の心にみちたまへる也、草木国土ことごとくみな成仏すととけり[1]。(唯信鈔文意(正嘉本)#P--0702)
と、「草木国土ことごとくみな成仏す」(草木国土、悉皆成仏)と記述されておられた。
- →心なり
- ↑ 平安時代前期の天台宗の僧安然(841年)? - 915年)?)の『勘定草木成仏私記』に「一仏成道、観見法界、草木国土、悉皆成仏(一仏成道し法界を観見すれば、草木国土、みなことごとく成仏したり)」とある。