むよねはん
煩悩を断じ尽しただけでなく、肉体もまた無に帰したさとりの状態のこと。煩悩を断ち切ってなお肉体を残している有余涅槃に対する語。(化巻 P.428)
完全なさとりの境地。 →涅槃 (要集 P.903)
ここでは仏の入滅(にゅうめつ)の意。 (要集 P.993)